さださんの小説を読んでいて、まず感じること。
なんて、美しい日本語が使われてるんでしょう!
主人公の真二が父の形見であるヴァイオリンの作者を探すために出向いたロンドン。
そのロンドンでの通訳兼案内人の響子は、自分のことを「わたくし」という。
響子の八歳の娘も母を真似して、同じように話すのがおしゃまさんで可愛らしい。
たとえば、「なにがおかしいのかしらね、最近の殿方ときたら」って・・・
こんな話し方は、年配のご婦人からしか、もう聞けないよ。
わたくしが、そのような言葉を使ったら、皆さん、びっくりなさるんじゃないかしら。
でも、ちょっと、マイブームで使ってみようかしら。(笑)